三岡駅とは、長野県小諸市にあるJR小海線の無人駅のこと。1925年開業、相対式ホーム2面2線を持ち、小諸〜岩村田間で唯一列車の行き違いができる駅というのが最大の特徴です。

小海線に乗っていて、「あれ、この駅、電車がすれ違うんだ」と気づいたことはありませんか。小海線は基本的に単線(線路が1本しかない区間)なので、上りと下りの列車がどこかですれ違う必要があります。三岡駅は、小諸駅と岩村田駅のあいだで唯一そのすれ違いができる駅です。

今回、そんな三岡駅を訪れたら、ちょうどハイブリッド車両が到着する瞬間に立ち会えました。駅シリーズの第1弾として、三岡駅の様子と一緒にレポートします。

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三岡駅ってどんな駅?

三岡駅は1925年(大正14年)4月14日に開業し、1991年(平成3年)4月1日から無人駅になりました。駅舎は2002年ごろに改築された現在のものが使われています。

無人駅ですが、待合室はちゃんとあります。改札や駅員さんはいませんが、電車を待つあいだに雨風をしのげる場所があるのはありがたいですね。

ホームをまたぐときは、線路を歩いて渡る

三岡駅は相対式ホーム2面2線。つまり、上り線と下り線でホームが分かれています。都会の駅だと、ホームを移動するときは地下道や跨線橋(駅の上を渡る橋)を使うことが多いですが、三岡駅にはそうした設備がありません。

反対側のホームに渡るときは、踏切のように線路を歩いて横断する構造になっています。列車が来ていないタイミングを確認しながら渡る、ローカル線らしい光景です。

小海線の整理券方式について

小海線はワンマン運転(運転士さんが車掌の仕事も兼ねる運転方式)の区間があり、無人駅から乗る場合はいくつか手順があります。三岡駅のような無人駅から乗って、無人駅で降りる場合の流れは次の通りです。

  1. 待合室の「乗車駅証明書発行機」で「三岡駅から乗った」という証明書を受け取る
  2. 後ろのドアから乗車し、車内の発券機からあらためて整理券を取る
  3. 降りる駅では一番前のドアから降り、運転席横の運賃箱に整理券と運賃(現金)を一緒に入れる(運賃は運転席上部の液晶画面で確認できます)

証明書だけでは車内の運賃精算はできないため、証明書と整理券の両方を持っておくのが正しい流れです。なお、小諸駅や岩村田駅といった有人駅で降りる場合は、すべてのドアが開き、整理券を駅の改札口(精算所)で駅員さんに渡して精算します。

小海線は小諸〜小淵沢間の全線でSuicaなどの交通系ICカードが使えません。現金のご用意を忘れずに!

そして整理券のルールを確認しているうちに、待合室の外がにわかに賑やかになってきました。そう、この後いよいよ、あの車両との出会いです。

たまたま出会えた、青いハイブリッド車両

三岡駅で待っていると、青と黒のツートンカラーに黄色いドア、車体には大きく「HYBRID TRAIN」の文字を掲げた車両が近づいてきました。近くで見ると「キハE200-3」と書かれています。調べてみると、これは2007年に小海線に導入された、世界初の営業用ハイブリッド鉄道車両(気動車)、愛称「こうみ」だということが分かりました(JR東日本公式サイト、Wikipediaより)。

実はこのキハE200形、量産先行車として製造されたのはわずか3両(キハE200-1〜3)。今回出会えたのは、その中の「3号車」でした。狙って追いかけていたわけでもないのに、3両しかない車両に思いがけず出くわしたというのは、ちょっとした幸運だったのかもしれません。

エンジンと蓄電池を組み合わせて走るこの車両、青と黒の車体に大きな「HYBRID TRAIN」の文字が印象的です。狙って撮影に来たわけではなく、偶然にも居合わせただけでしたが、こういう出会いがあるのもローカル線の楽しみのひとつだと感じました。

まとめ

  • 三岡駅は1925年開業、1991年から無人駅の小海線の駅
  • 小諸〜岩村田間で唯一、列車の行き違いができる駅
  • ホーム間の移動は線路を歩いて渡る、跨線橋のないシンプルな構造
  • 取材時には、世界初の営業用ハイブリッド気動車「こうみ」(キハE200形-3)に遭遇

駅シリーズは今後も続きます。

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